STORY

ダイヤモンドはどこからやってくる?

今日私達が手にするダイヤモンドは一体どこからやってくるのでしょうか?意外と知られていないダイヤモンドの誕生について少しお話します。

MOTHER EARTH ~地球が育む愛の石~

私達が今手にしているダイヤモンドの多くは、なんと!!今から遥か彼方の昔、約8000万年前~1億2000万年前に、地球の奥深く、120kmより深いところで生まれました。

キンバーライト

地球内部のマントルという部分で、ガス成分に富んだマグマが、時速300kmのスピードで、1時間足らずで地表に噴出しました。
そのマグマが地表で急冷して、岩石になったものが、キンバーライトという、ダイヤモンドの原石が含まれる火成岩です。キンバーライトにダイヤモンドが含まれている含有率はきわめて低く、1カラット(0.2g)のダイヤモンド原石を見つけるのに必要な岩石は、数tにも及びます。

古い大陸からの贈り物

このダイヤモンドを含むキンバーライト鉱山は、主に、南アフリカ、ボツワナ、ロシア、などの古い大陸で発見されています。
現在あるダイヤモンドは、あと数十年で掘り尽くされてしまうと言われていたところ、最近では中国でも新しい鉱山が発見され、さらに数十年分のダイヤモンドが埋まっているといわれ、注目されています。
これらの古い大陸のマントル(地球内部)は、地球の他の場所の同じ深さの場所と比べると、温度が300度近く低く、ダイヤモンドの生成に最適な環境であるというのもとても不思議な偶然です。

ダイヤモンド=鉛筆の芯!

ダイヤモンドは、炭素のみの結晶で出来ています。
これは実は、あの真っ黒でおなじみの鉛筆の芯とまったく同じ、結晶構造が違うだけで、両方とも、炭素だけで出来ているのです!

炭素の元素記号はC、Carbonです。私達が毎日食べている、ご飯やパンなど、炭水化物(Carbohydrate)のCも炭素、息を吸って、はいたら、生まれる二酸化炭素(Carbon Dioxide)のCも炭素、お水に炭素と窒素を足せば、私達の体の9割以上は出来上がりです。

生命には欠かせないごくごく身近な物質からあの美しいダイヤモンドが出来ているのです。

では、同じ炭素のみの結晶なのに、
ダイヤモンドと鉛筆の芯のような違いが生まれるのでしょう?

ダイヤモンドになるか、鉛筆の芯になるか、決定づける条件は、温度と圧力が関係してきます。私達が普段生活している地上の温度と圧力では、炭素のみの結晶は、石墨(鉛筆の芯)の結晶構造のほうが居心地がいいのですが、ダイヤモンドを含むキンバーライトマグマが、時速300Km、約1時間足らずの、ものすごいスピードで地表に押し上げられた為、あわてたマグマの中の炭素は、ダイヤモンドの結晶構造から、石墨(鉛筆の芯)の結晶構造に戻る時間がなく、間に合わなかったからなのです!

何よりも硬いダイヤモンド

自然界のダイナミックなプロセスを経たダイヤモンドは、この地球の天然の物質で、なによりも硬い物質になりました。

奇跡の結晶

このようにダイヤモンドが出来るまでには、気の遠くなるような歳月、ロケーション、温度、圧力、地表に押上られるまでに必要な凄まじい地球のパワー、それをつくるまでに本当に沢山の偶然が重なり、あの美しい結晶が生まれます。まさに、奇跡のかたまりの様な、ダイヤモンド。

そんな素敵な自然からのおくりものが、この広い世界で運命の出会いを果たした おふたりの手元に届く素晴らしさ。

是非、一度、このロマンティックな時の流れに想いを馳せて、ダイヤモンドを眺めてみて下さい。地球からの愛のメッセージが聞こえてくるかもしれません。